あぁ切ない。。。(『JSA』より)
2001年6月19日======
『JSA』
南北分断の国境38度線上の共同警備区域(JSA)で射殺事件が起こった。生き残った南北の兵士達はそれぞれ異なる陳述をし収集がつかない。両国合意で事件を調査する為に中立国監督委員会から韓国系スイス人女性調査官が派遣された。彼女は事件の当事者と面会をし事件の真相を調べるが・・・
出演者 ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、
イ・ヨンエ
韓国映画です。
「シュリ」「カル」そして今回の「JSA」。
最近の韓国映画はどうしても映画館に観に行ってしまう。
最初は別にビデオでもいいか、と思うのだが気がつくと前売り券を買っている。。
何故か?
それは気になるからだ。
ある意味、洋画以上に韓国映画の存在は気になる。
同じアジアの民族としてどういう映画を作るのかに。
同じ顔した連中が、どういう演技をするのか。
アンチ邦画派だが、所詮俺も日本人だったという事だ。
おかしな話だが、香港映画はアメリカ的要素が強い気がしていまいち気にはならないんだよなぁ。
この映画は、現在→過去→現在の3部作構成になってた。
時間的にも110分。1時間50分。
個人的に長すぎず短すぎず一番良い時間だ。
飽きの越させない場面展開といい、素晴らしい。
ただ、韓国兵士役の2人が同じ系統の顔なので見分けが難しかった。(顔見分けるの苦手なので・・)
同じ民族なのに、1本の線を越えるのがこんなにも大事になってしまうものなのか・・・
この映画は、韓国でヒットするのは当然だろう。
日本人の俺から見てもこんなに切なく感じるのだから。
当事者の韓国人はもっと感慨深いに違いない。
この「JSA」を観ると、「シュリ」で扱った南北問題も薄っぺらに思えてしまう。
所詮戦争はお偉いさんが勝手に好き好んでやっているだけで、下の連中は望んでいないんだな。。
そう感じる切ない明け方。。
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