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『アドルフの画集』

第一次世界大戦後のドイツ。裕福なユダヤ人の家庭で育ったマックスは画商となっていた。ある日、マックスが経営する画廊で画家を目指す青年と出会う。その青年とは後の独裁者アドルフ・ヒトラーであった・・・

出演:ジョン・キューザック、ノア・テイラー

公式HP http://www.adolf.jp/

ユダヤ人画商マックスにジョン・キューザック、アドルフ・ヒトラーにノア・テイラー

「ニューオーリンズ・トライアル」に続き今年2度目のジョン・キューザックが主演映画。タイトルからするとヒトラーが主役っぽい感じがするが画商マックスが主役である。原題は『MAX』である。邦題を『アドルフの画集』としたのはやっぱり配給会社の策略であろう。原題のままであったら集客数は半分ぐらい落ち込むと思うし。

ヒトラーが独裁者になる前に画家を目指していたという事実を元にして作った作品。史実っぽい作りなのだが、フィクションである。芸術家への道を歩んでいれば後の悲劇は起こらなかったのになぁと思わされた。こういう思いこそ製作者の術中にはまっているのであろう。

立場が違えど芸術を愛する2人は意気投合する。マックスのアドバイスにより絵画に専念するヒトラー。だが貧しい彼は軍からの要請により演説をして生活費を稼いでいた。やっぱヒトラーといえば演説。この演説が見せ場の一つなのだと思ってたのだが、うむぅぅちょっとガッカリ。

映画館に同時にヒトラーの絵が展示されるはずだったのだが、諸事情により中止となったそうだ。こういう頭の固い人達がいまだにいるのは困りものである。記憶に新しい「ラブ・アクチュアリー」でのヒュー・グラント演じる英国首相の演説も何かと問題になってたみたいだし。いちいちこういう事気にしてたら面白い映画なんて作れないぞ。

良いこと語ったのでこの辺で終わり

 

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