亡き父が遺した海辺の一軒家に住むキャシーは夫に去られた絶望から自堕落な生活をしていた。そんなある日わずかな税金未納が原因で家を差し押さえられ追い出されてしまった。そこに新しい家主となって住み着いたのはイランを亡命したベラーニ元大佐であった。だが家の差し押さえが行政の手違いと判明し、キャシーは家を取り戻そうとするのであった・・・

出演:ジェニファー・コネリー、ベン・キングズレー、
    ショーレ・アグダシュルー、ロン・エルダード

元の家主キャシーにジェニファー・コネリー
新しい家主ベラーニ元大佐にベン・キングズレー
ベラーニの妻ナディにショーレ・アグダシュルー
傷心のキャシーを助ける警官レスターにロン・エルダード

アカデミー3部門ノミネートなるも受賞なし。なので映画の存在は以前から知っていたので観賞予定リストにはずっと入っていた作品である。
 

最近の主流なのかどうだか知らないが、冒頭に物語の終わりの方の映像を観せ、そこまでのストーリーをたどるという形式が多いような気がする。
今回の『砂と霧の家』もそんなスタイルで、いきなり最後とおぼしき場面からはじまった。これは本当に止めて欲しい。最後まで何が起こるか分からないのも映画の楽しみの一つだと思うし。もちろんそういうスタイルの映画の中には、”なぜそういう風になってしまったか?”というような部分を楽しむ内容もあるし、そこからまだ少し話が進むというのもある。だが少なくともその場面まで生きているという事実が確定してしまうのはどうだろうか。
 

同作でアカデミー助演女優賞にノミネートの大佐の妻役のショーレ・アグダシュルーは控えめながらも存在感のある演技をひろうしていて彼女が出るたびに移民問題を思い出させる重要な役どころだったかもしれない。
 

で結局悪いのは誰なのか?
自分はこうである。

キャシー > レスター > 行政 > ベラーニ元大佐 

これは観る人によって感じ方が変わると思うが、警官レスターにしようかととかなり悩んだのだが大元はキャシーだろうという事で自分はキャシーに1票。
 

公開時コピーの
"失って、初めて気付いた。求めていたのは、家(ハウス)ではなく家庭(ホーム)だったと・・・"

とあるが、自分が感じる限り、家にかなり執着してたような気がするのだが・・・
この辺はまだまだ自分が青いって事なのでしょうか。。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索