息子を殺された悪の組織の親玉セイントは、それを仕組んだ潜入捜査官フランクとその家族達を皆殺しに。だがフランクは運良くかろうじて生き残る。傷が癒えたフランクはセイントに復讐を誓い街に戻るのであった・・・

出演:トム・ジェーン、ジョン・トラボルタ

復讐人フランク・キャッスルにトム・ジェーン
極悪人ハワード・セイントにジョン・トラボルタ

何となくスカッとしたくて、この映画をチョイス。後、ジョン・トラボルタが観たくなって観に行ったってのも理由のひとつ。彼は何となく気になる役者の1人である。
やっぱり悪役のトラボルタは良い。それも組織のボスが彼には似合っている。

この『パニッシャー』原作がアメコミだったとは観終わってから知りました。冒頭にアメコミっぽい絵が流れてたのはそれだからかぁ。
そういえば途中で出てくる南部の殺し屋やロシアから来たプロレスラーもどきなど、いかにもマンガっぽいキャラだった。

前半はドラマ系、中盤はコメディー系、最後はアクション系と3つの要素が盛り込まれているお得な映画である。内容に穴があるのはこういう映画の決まりみたいなものなのでこの辺は気にしないように観るのが良い。

主人公のパニッシャーであるフランクがスーパーマンやスパイダーマン、つい最近だとキャットウーマン等の超人的能力を持ったヒーローではなく、バットマンみたいな普通の人間というところが、戦っている時も危なっかしく、観ている自分にも痛みを感じさせそういう面では映画に入り込めた。

だがこのパニッシャー、地道に爆弾しかけたり、何日もかけ人を騙し罠にかけるといったいままでの正義の味方とはとても思えない行動が多かった。この辺も新鮮である。

ちなみにパニッシャーは"戒め人"という意味である。
昔「処刑人」という映画があったが、この『パニッシャー』は"法では裁けない悪人を戒める"のだが「処刑人」は"神の啓示を受け悪人を処刑する"と何となく似ている。だがテイストは全く違うので別の種類の作品みたいであった。

過去にドルフ・ラングレン版もあるそうだが、そっちの方はもっとアクションが多いらしい。
 

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索