ニューオリンズ州のルイジアナで大邸宅に住むヴァイオレット婦人から夫のベンの介護を引き受ける事になったキャロライン。マスターキーを預かったのだがそのキーでも開けることができない秘密の部屋があり、彼女は好奇心にかられその部屋を開けてしまうのであった・・・

出演:ケイト・ハドソン、ジーナ・ローランズ、ジョン・ハート

 
介護人キャロラインにケイト・ハドソン
介護人を雇うヴァイオレットにジーナ・ローランズ
介護人を雇う人の夫ベンにジョン・ハート

東京国際ファンタスティック映画祭、個人的に1本目である。
そもそもなんでこういうホラーを真昼間から観ないといけないんだ!!
なんでホラーナイトがないんだ!!
と恒例になった愚痴を一応言っておく。

客の入りは6割ぐらい?
今回のファンタでは4作品鑑賞なのだが、その内の3作品はずべて同じ席にしといた。これは予想通りかなり良い席であった。周りにもさほど人はいなく、かなりのベストポジション。この後の2作品も同じ席なのは嬉しい限りである。

さてまずガッカリしたのはこの『スケルトン・キー』12月23日にDVD販売されるとのこと。
うむぅ、なんかあまりありがたみが無い・・・

映画祭なのですぐ上映というわけは無く、かるいトークショーがあるのだが、この作品では映画が始まる前にヴードゥー(VooDoo)とフードゥー(HooDoo)の違いや、映画のメインとなる地域(ルイジアナ)の環境や歴史などをスクリーンを使って説明してくれた。この予備知識のおかげで思ったより早く映画の世界に入り込める事ができた。これはなかなかの好感もてた。

ケイト・ハドソンが妊娠したおかげで、彼女の産後復帰するまでかなり時間が空いたおかげで地元の生活環境を上手くとりいれつ事ができたといっていたが、その点は納得である。彼女のおかげでこの映画の完成度はかなり高まったというわけだ。

みるからに不気味な屋敷で、ホラー映画にありがちな、さっさと逃げればいいじゃんかよってのが上手くキャロラインの過去の出来事によって抑止力がかかっているのが見事である。

そして人種差別の歴史や怪しげな宗教などがうまくからんでなかなかの良いストーリー展開。

映像的には、個人的に好きな血がドバドバたくさん出るような展開ではなかったのだが、精神的恐怖を前面に出してまぁこういう怖さもありである。

ということで1本目はかなり良かったです。
もう少ししたらDVDも販売されるので観るもよし。

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