11月25日
東京国際シネシティフェスティバル2006
"映画における表現の自由を考える夕べ"

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『殺しのはらわた』(ワールドプレミア)

1本目。
ワールドプレミアって名ばかりの映画美学校の学生が製作した短編である。
時間は30分ほど。殺し屋vs殺し屋軍団という内容なのだが、次々と殺されていく様はそこそこ痛快である。だが劇場公開になったとしてもお金を払ってまでは観に行くとはないだろう。

その後はトークショー。秘蔵映像として『The Hills Have Eyes』を観せてもらったのだが、これがかなり興味が惹かれる。日本公開はまだ未定らしいが是非公開して欲しいところである。

トークの話題の中心は映倫(映画倫理管理委員会)による審査基準。
この話が面白く、映倫の基準の不透明さ(いい加減さ?)が聞いてて面白かった。
こういう話が聞けるのが映画祭の醍醐味なのだろう。

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『スキャナー・ダークリー』

2本目。

出演:キアヌ・リーヴス、ロバート・ダウニー・ジュニア
   ウィノナ・ライダー、ウディ・ハレルソン

原作はフィリップ・K・ディック「暗闇のスキャナー」。アニメと実写の融合という感じの映像であまりない手法なので新鮮は新鮮だが、なぜこのような映像にする必要があったのか?と疑問が。。ドラッグでトリップしている時だけとかもうちょっとメリハリつけた方が個人的には良かったのではと思うしだい。
出演がそこそこ豪華なのだが一般受けするとは思えない作りであった。内容も分かりづらい。。

表現の自由を考えるという趣旨では適した作品であったかもしれない。
 

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「The Ringer(原題)」

3本目。
お金に困った主人公がロクデモない叔父にそそのかされ知的障害者のオリンピックである"スペシャルオリンピック"に出場してお金をもうけるというコメディー映画。

あんまり期待していなかったのだが以外に面白かった。さすがファレリー兄弟が製作総指揮だけはある。

観賞前のトークショーではこういう作品は日本での公開が難しいと話していた。別に知的障害者をバカにしている映画というわけでもないのだが、頭の固い人達にはそういう事に融通が利かないみたいだ。
そういう特別扱いすること自体が知的障害者を差別する事になるという意見には賛成である。"スペシャル"という言葉はいい表現である。

障害者のオリンピックというと"パラリンピック"だと思っていたのだがどうやら違っていたらしい。
"パラリンピック"と"スペシャルオリンピック"の違いは

パラリンピック       身体障害者のための大会
スペシャルオリンピック   知的障害者のための大会

だそうです。

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オールの前に1本映画を観てきたので計4本だったので、若干座るのが疲れたというのはあるが眠気は全くなかった。
やはり夜型だけのことはある。。

売店で「ディパーテッド」の前売り券がお得なおまけ付きで売っていたので買ってしまった。まぁどうせ観るであろうし・・・
「007」も売っていて思わず買いそうになったがとりあえず見送った。でももう1回観ても良いかと思うぐらい良かったという事である。

オールに関しては、何回も言ってるが来年はファンタでもシネフェスでもいいので"ホラーナイト"の復活を望む!!
 

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