名門大学のユダヤ人初の古典教授コールマンは、ある日の講義中に発言した人種差別発言ともとれる一言によって辞職に追い込まれてしまった。不幸は重なりショックを受けた妻も亡くなってしまった。失意の中世捨て人同然の暮らしをするコールマンは、森の中に住む作家ザッカーマンと知り合い友情を深める。そんなある日彼はフォーニアという女性と出会い、恋に落ちるのであった・・・

出演: アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、ゲイリー・シニーズ、エド・ハリス

公式HP→http://www.white-crow.jp/

不本意ながら大学を辞めさせられたコールマン・シルクにアンソニー・ホプキンス。
謎多き美しき女性ファーニア・ファーリーにニコール・キッドマン。
人里離れた森の中に住む作家ネイサン・ザッカーマンにゲイリー・シニーズ。

人種問題の複雑さを背景に、現在と若き日のコールマンの恋を中心に話は進む。
なんで過去の話を入れるのだろうって思ってたのだが、これが重要で、コールマンには妻にも言えなかった最大の秘密があるのだが、その秘密を作らざる得なかった理由が語られるのである。

ニコール・キッドマンは今年何本目の映画でしょうか?今年1番観かけているかもしれん。過去に悲しみを持つ気だるい感じがする女性役なのだが、何はともあれ相変わらず美しい彼女であった。

もちろんアンソニー・ホプキンスも見事な演技力で、老いらくの最後の恋を演じてたのだが、「羊たちの沈黙」のレクター博士役のイメージが強すぎて笑顔に裏がありそうでおかしかった。

もう少し二人の内面的な繋がりを緻密に描いて欲しかったのと、ザッカーマンとの絡みを増やして男同士の友情の話をもりこませて欲しかったてのが個人的な希望。
ラブ・ストーリーではなく、ヒューマン・ドラマとしての味付けをもっと濃くして欲しかったってのもこの際だから付け加えておく。
せっかくだからエド・ハリスの出番ももうちょっと増やして欲しかったなぁ。

注文ばっかしだなぁ。。。

好みが分かれると思うが、個人的には今年の上位に入るぐらい良かった。
確かにラストは爽快とは言えないのだが、これで良かったと思わせる感じであった。

そして珍しく『白いカラス』という邦題が気にいった。観終わった後に、あぁなるほどって思わせる中々いい邦題と思う。

 
ある夏の日、ミステリー作家サラは出版社の社長であるジョンの勧めでフランスの田舎町にある彼の別荘に行く事に。静かに執筆できる環境に満足のサラであったが、いきなりジョンの娘ジュリーが別荘にやって来る。開放的な性格であるジュリーに対し、苛立つサラだったが、いつしかジュリーに興味を持ちはじめ彼女を題材に物語を書き始めるのであった・・・
 

出演:シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエ

公式HP→http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/

ミステリー作家サラ・モートンにシャーロット・ランプリング。
ジュリーにリュディヴィーヌ・サニエ。

監督は「8人の女たち」「まぼろし」のフランソワ・オゾン。

まぁいつものごとく1人で観賞したのだが、今回だけは誰かと一緒に観たかったと思わせる作品であった。
観終わって、自分なりの解釈があるのだが、他の人が考える解釈も聞いてみたいと思った。それほどにラストが難解なのである。幾通りにとれてしまうのである。
悪く言うと訳分からん。

反面、1人で良かったってのある。それはジュリー役のサニエちゃんが8割がた脱いでいるのである。風呂は裸(当たり前だが・・)部屋の中でも裸、外でも裸、プールも裸で泳いだりしてるありさま。

何人かの感想及び解釈を聞いてみたいのだが、そういうのが聞ける所ってないのですかね?


======

今日観て今日書いた!

偉いぞ自分。。

次の土曜日に先行オールで「ハーポッター」観に行こうと思ったのだが、諸事情により行くのを中止。

それは「ハリポタ」で、会場期間限定なのだが「ちびギャラリー」のCMが流れるそうなのです。30秒間のアニメらしいのだが、まぁ映画の他に目的があってもいいんじゃないでしょうかって事で、楽しみ。
結婚間近のジョンウォンは、仕事帰りのある日地下鉄で母親と2人の少女を目撃した。あくる日、彼はその2人の少女が電車の中で毒殺されたことをTVのニュースで知る。帰宅後彼は婚約者のヒウンが購入してきた食卓に、その2人の少女が座っている姿を観てしまうのであった・・・
 
出演:チョン・ジヒョン、パク・シニャン、ユ・ソン

公式HP→http://www.4table.jp/

あらすじには記載ないが、不思議な力をもつヨンにチョン・ジヒョン。
結婚間近の建築士ジョンウォンにパク・シニャン。
その同僚であり婚約者でもあるヒウンにユ・ソン。

「猟奇的な彼女」でブレイクしたチョン・ジヒョン主演の韓国映画。
現在上映中の韓国映画といえばはやっぱ「シルミド」が一般的であろう。だがそこは天邪鬼な自分。この「4人の食卓」をひっそりと観てきました。
チョン・ジヒョンが目的と言えば嘘ではないが・・・

序盤のシーンで、ウォンが玄関からリビングの方に行くと、電気が突如切れるという場面があった。まぁこれはホラーではお決まりだが、そろそろ来るぞぉぉ!!と期待していたのだが、それはただ単に人がいると自動的に電気がつき、立ち去ると自動的に電気が消えるという玄関の作りであった。
ある意味意表をつかれて新鮮であったのだが、この展開に何か嫌な予感もした。

予感は的中。
その後の展開ときたら、ホラー的要素の乏しさににガッカリ。
サスペンスとしても内容がいまいち意味不明だし、個人的にはつまらんかった。
それでもせめてチョン・ジヒョンのかわいらしさが観れれば良かったのだが、役柄とても陰気な女性の役なので、これまたガッカリ。
尺も長く126分。この内容で2時間超えるのは長すぎだろう。。

近くで観ていたカップルも途中で帰ってしまってた。
久々に観たなぁ、途中で帰る人って。

正直現在もの凄くこの映画を鑑賞した事に後悔している。
代わりに「ヒューマン・キャッチャー」観とけば良かったと。。

 
======

心臓の病気で余命わずかと宣告されたポール。現在は改心し信仰熱心な前科者のジャック。昔はドラッグ中毒だったが現在は優しい夫と2人の娘と幸せに暮らしているクリスティーナ。そんな3人が、ある事故をきっかけに運命的に出会うのであった・・・

出演:ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ

ポールにショーン・ペン。
ジャックにベニチオ・デル・トロ。
クリスティーナにナオミ・ワッツ。

本作ではないが「ミスティック・リバー」でオスカー受賞のショーン・ペンが主演。もし「ミスティック・リバー」がなくても本作できっとアカデミー取れたと思えるほど迫真の演技でした。病気中と回復した後の表情の違いや、言葉の質感や、目の光も何か変化がみえてさすがって感じです。

"目で妊娠させる男"の異名をもつベニチオ・デル・トロ。そんな言うほどあんまかっこよくない気がするんだがどうなんでしょう?よくある問題なのだがベニシオ・デル・トロと日本語表記が正しいという説があるのだが、まぁしょせんは英語をカタカナにする事自体が無理があるのでしょう。

3人の中では個人的にはナオミ・ワッツが1番良かった。この演技ならオスカー取れても文句がないと思うのだが、受賞したシャーリーズ・セロンの「モンスター」をまだ観てないので今のところは何とも言えん。そもそも「モンスター」はいつやるんでしょうか?

さて肝心の内容方面の感想だが、まず言いたいのは時間軸のずれは必要だったのでしょうか?というところ。別に普通の時間の流れでも良かったと思うのですが。時間や場所がころころ変わって非常に分かりづらかった。それに最初にある程度の結末をみせているのでこの後どうなるのであろうというドキドキ感が少なかった。

======

初日の土曜日レイトで観賞。
さすがに4週連続オールは辛いので今回はレイトで我慢する事に。
ある程度の映画好きの人には待ちに待った映画なのだが、一般受けすメジャーな雰囲気はないので、混み具合も初日の割にはボチボチ。
3人の俳優が活躍というのも一緒なので「コールド・マウンテン」と同じ臭いのする映画って感じかも。
こういう映画が混むようにならないといけない気がする。。

 
======

クレアはフィアンセのウィルが重要な書類を忘れてスイスに出張へ発ったことに気付く。ウィルを驚かせクリスマスを一緒に過ごそうと、スイスへ自ら書類を届けに行ったクレアだが、ウィルの姿はその地になく途方にくれてしまう。手掛かりを得ようと忘れ物の書類を開封すると、そこにはエル・コロナドという国について書かれていた。クレアはウィルを探しにエル・コロナドに旅立つのであった・・・

出演:クリスティン・ダッティーロ、クレイトン・ローナー、
    ジョン・リス=デイヴィス、マイケル・ローリー 

公式HP→http://www.el-coronado.com/

婚約者を探し回るクレアにクリスティン・ダッティーロ。
エル・コロナドを取材中のTVレポーター、アーネットにクレイトン・ローナー。
エル・コロナドの独裁者、ラモス大統領にジョン・リス=デイヴィス。
クレアの婚約者ウィルにマイケル・ローリー。

現在1番の話題作「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒのスタッフ陣が結集して作り上げたアクション・アドベンチャー映画。
まぁ低予算映画なので、VFXとかは先日観た「デイ・アフター・トゥモロー」にははるかに及ばないが、レイダースぽく個人的には結構好きな感じの映画であった。

内容も分かりやすく、個性的なキャラクターに、ほどよいアクションシーン、適度なお笑いをちりばめ中々のバランスのとれた良い作品であった。

さてなんでこの映画を観たのか?
それは本作はアメリカと合作だが一応ドイツ映画でもあるので観に行ったのでった。
動機は単純である。。

======

6月1日観賞。毎月1日は映画の日である。数年ぶりかに映画の日に観に行ったことになる。(以前は毎月第一水曜日だったが)こういう日は混んでいるので嫌いでここ数年避けていたのだが、選んだ作品が作品なのかさほど混んでなかった。これからはこういう映画を選んで映画の日を有効に利用しようと思ったのであった。

 
ちなみに今年50本目の映画であった。
なかなか良いペースである。
気象学者のジャック・ホールは、地球の危機を予見し各国の科学者達に異常気象の警告するのだがとりあってくれなかった。だがある日それは現実となり、巨大な雹が降り、巨大な竜巻が発生したり世界各国で異常気象による災害が多発。ジャックの息子のサムがいるのニューヨークでも大雨による被害が深刻化していたのであった・・・

出演:デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール

気象学者ジャック・ホールにデニス・クエイド。
その息子サムにジェイク・ギレンホール。
監督、脚本に「ID4」のローランド・エメリッヒ。

「ID4」は宇宙人襲来といういまいち実感できない話であったのだが、今回は地球温暖化による地球崩壊がテーマなので、あながち映画だけの世界ではないとの共感は得られた。

映像は確かに凄かった。TVのCMも観に行きたくなるような壮大な映像を使ってるので流行りそうな要素は充分含んでいるので興行成績もそれなりに稼げるでしょう。今回に関してはトレイラーに良い意味でだまされた感がある。トレイラーを観る限りだとちょっとお涙頂戴物のような感じがしていたのだが、そんな事なかったし純粋なパニック映画として観れた。内容はほんと穴だらけ。矛盾点がたっぷりなのだが、そんな事は気にせず観るべきなのだろう。電話機が水没しても使えるのか?とか。。

「ハリーポッター3」「スパイダーマン2」にぶつからない公開時期も見事です。今だと月に1回映画を観る人だと「デイ・アフター・トゥモロー」「トロイ」のどちらかになりそうだが(邦画は除く)デートで観るならやっぱ「デイ・アフター・トゥモロー」でしょう。「トロイ」は俳優陣がかっこよすぎですし、それにブラピの肉体美を見せられたら、世の大抵の男どもは貧弱に見えてしまうし。。
 
聞くところによると、日本語吹き替え版だとエンディングテーマ違うみたいですね。誰か知らんが日本の歌手が歌ってるそうで。良かった、字幕版では普通で。

======

『デイ・アフター・トゥモロー』は5月29日のオールで観賞3本目。
6月5日公開なので先行オールである。

1本目 23:05〜24:45 『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』
2本目 24:45〜26:30 『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』
3本目 26:40〜28:50 『デイ・アフター・トゥモロー』

話題の作品だけあって思ったより人が多かった。
とはいっても席にはかなり余裕があり周りを気にせずゆったりと座れる程度。
個人的なベストなポジションを確保して上映開始を待つばかりだったその時に、目の前に人が座りやがった。信じられんむかつく。確かに席が空いているから座ってもいい。これは正論だ。だが暗黙のルール(マナー)ってのがあるはずだ。周り観ても人の前に人が座ってるのはない。最低でも横に1つずれて座ってる。おかげで気分を害したままでの映画鑑賞となってしまった。

 
======

銃を使わないのがポリシーの賞金稼ぎベックはそろそろ引退を考えていた。最後の仕事は、ボスの息子トラビスをアマゾンから連れ戻すというものだった。目的地についたベックは、簡単にトラビスを探し出し連れて帰ろうとしたのだが、トラビスはその地域を支配しているボスのハッチャーに狙われていたのであった・・・

出演:ザ・ロック、ショーン・ウィリアム・スコット、クリストファー・ウォーケン

公式HP→http://www.uipjapan.com/rundown/

賞金稼ぎベックにザ・ロック。
探検家トラビスにショーン・ウィリアム・スコット。
敵方ボスのハッチャー役にとしてクリストファー・ウォーケン

「ハムナプトラ2」や「スコーピオン・キング」のザ・ロックが主演。
肉体派俳優として売り出し中のザ・ロック。予想通りその肉体を前面に打ち出した作品であった。冒頭でシュワちゃんがカメオ出演。肉体派俳優の世代交代の瞬間です。これは事前に情報を知っていたので分かったのだが出てくるのはほんのちょっとです。知事の仕事が忙しいシュワちゃん。歳も歳なので「ターミネーター4」はシュワちゃんの代わりにザ・ロックが主役って噂も一時流れたのだが実際はどうなったんでしょうかね。。

人気プロレスラーであるザ・ロック。何気にプロレス好きなので名前は映画に出演以前から知ってはいたが、実際に試合は観たことはない。なぜかというとWWEは二つに分かれていて、彼の所属するRAWは観たことないです。個人的にはWWEはスマックダウンが好きなのです。

この映画の命とも言うべきアクションシーンなのだが、定番のラリアットやドロップキック、そしてチョークスラム等プロレス技を連発していたのは個人的には楽しめた。ワイヤーアクションも所々使ってるのだが、いかんせん彼は体がでかく重いせいか、あんな巨体が軽やかに空中で体勢変えられても妙に不自然に見えてしまうのである。できれば彼には正統派のゴツゴツしたアクション俳優になって欲しいところです。

もう少し詳しい内容を書いてしまうと、伝説の秘宝の隠し場所を探し出したトラビスは、その秘宝を狙う土地の独裁者ハッチャーやゲリラ組織の争いに巻き込まれるというストーリーである。
正直内容はいまいち。こういう映画に内容求めてはいけないのです。ただ単純に映像を楽しみましょう。

======

『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』は5月29日のオールで観賞2本目。

1本目 23:05〜24:45 『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』
2本目 24:45〜26:30 『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』
3本目 26:40〜28:50 『?』

1本目と2本目の間0分。
表記上45分に終わるという事は、41分〜45分の間で終わるということなので、実際は2,3分ぐらいは間があるだろうとみていた。まぁ最悪予告とかは見れなくてもいいかなって思っていたのだが、何とか普通に間に合った。

正直、この映画は特に観る予定とかなかったのだが、3本目との空き時間が勿体無く(暇に)なってしまうので観賞したのであった。

 
======

キリスト像から血が流れ出すという奇怪な出来事が起こった修道院に、ニーマンス警視が訪れる。検査の結果、壁に埋め込まれた死体を発見する。時同じくして若手刑事レダが、怪我を負ったキリストに似た男と遭遇する。その男を修道院の事件を捜査中のニーマンスが訪ねてくるのであった・・・

出演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー

ニーマンス警視にジャン・レノ。
若手刑事レダにブノワ・マジメル。
後半から出てくる重要な人物ハインリッヒにクリストファー・リー

共同製作、脚本にリュック・ベッソン。

タイトルからも分かるように前作「クリムゾン・リバー」の続編である。
続編といっても、前作の繋がりはほとんどなくいきなり本作から観始めても何の違和感も感じないであろう。
そもそも「2」にする意味があったのであろうか?「2」にすると普通は「1」を観た人でないと観ないと思うので、観客動員数は「1」より下がると思うのだが。。まぁ前作がヒットしたなら前作の勢いにあやかって大々的に続編をアピールしたいところだが、クリムゾン・リバーってあんまヒットしなかったと思うのだがどうなんでしょう?「デッド・コースター」「ヒューマン・キャッチャー」のように本当は続編なのに、それをあえて隠して上映する方が賢いのではないでしょうか?

壁に埋められた謎の死体。
キリストの再来。
12使徒と同じ名前の人が次々と殺されていく奇怪な事件。
と前菜は充分なんだが、メインデッシュとなる事件の核心があやふやであった。
観終わった今でも、いまいち理解に苦しむ部分が多々あるのだがこの辺は流しておこう。

刑事物としてはそこそこの出来なので、気が向いたら観るぐらいでOKでしょう。
 
 
======

『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』は5月29日のオールで観賞。
今回は効率よく(無謀にも)3本観る事に。

1本目 23:05〜24:45 『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』
2本目 24:45〜26:30 『?』
3本目 26:40〜28:50 『?』

かなり過密なスケジュール。
2,3本目は次回に。。
パリで愛する妻と幸せに暮らすウィル・ブルーム。幼少時代の彼は父エドワードの奇想天外な話を聞くのが大好きであった。しかし大人になったウィルは父親と喧嘩して以来不仲になっていた。そんなある日、父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは実家へと帰るのであった・・・

出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー

若き日のエドワード・ブルームにユアン・マクレガー。
現在の病床の床にあるエドワード・ブルームにアルバート・フィニー。
息子ウィル・ブルームにビリー・クラダップ。

監督はティム・バートン。
個人的に前々から注目していた作品だけあって、観に行くのが怖かった。経験上過度な期待していた映画は裏切られる事が多かったからである。だが今回はめずらしく期待をそれほど裏切らず、まずまずの満足できる映画であった。自分の好きな映画であった。

実家に帰ったウィルだが、父は病床の身であっても相変わらず奇想天外な話を続ける。そういう話にうんざりしているウィルは父の本当の話を聞きたいと願うのだが、なかなか親子の溝はうまらない。何回も聞かされた話をウィルの妻に改めて話し続けるのである。魔女にあった話。巨人と一緒に故郷を出た話。サーカスで働いた話。一目惚れした女性と結ばれた話。まるで本当にお伽噺のような話を話続ける父。こういうお伽噺のような回想話が、映画のほとんどを占める。全体的に話のテンポがスローなので観る人によっては途中で中だるみしてしまうかもしれないかも。全編コメディーなのかと思ってたが、実は奥が深いまじめなお話であった。ラストは感動。よい終わり方だと思う。

人によって評価はかなり分かれると思うが、個人的にはかなり好きな部類に入る映画。今年の上位に入るでしょう。

"人生なんて、まるでお伽噺さ"ていうキャッチもなかなか

 


 
ある日、イエスは弟子の裏切りによって捕らえられてしまった。裁判の結果死刑を言い渡されたイエスは自ら十字架を背負い歩きはじめるのでった・・・

出演:ジム・カヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン、モニカ・ベルッチ

イエス・キリストにジム・カヴィーゼル。
メル・ギブソンが私財を投じて撮った、イエス・キリスト最後の1日を新約聖書を忠実に再現。観客がショック死したとか、歴代○位に入る大ヒットとか、前評判はもの凄かったのだが日本ではそこまでの結果は得られてない感が。やっぱどっちかっていうと仏教徒が多いからなのだろうか?

血がドバドバ出て、腕がもげたり、首が飛んだりするそういう映画が好きな自分だが、この作品は好きになれなかった。痛い!痛すぎるのである!!ある程度のキリストの知識は持っていたが(小学生の時に読んだマンガ偉人伝で読んだイエス・キリスト)それでもあの描写は痛すぎる。あんまり知らない人が観たら、ただの集団リンチ映画としか思えない気がする。

変な知識があったので(ほとんどどこかのマンガから得た知識だが。。)あぁあれが有名なロンギヌスの槍なんだなぁとか、これが聖痕なのかとか、裏切り者のユダを観るとなぜか笑ってしまったりとか、意外な面で楽しめた。

ロンギヌスの槍
キリストが死んでいる事を確かめるために突いた槍。(孔雀王で知る)

聖痕(スティグマータ)
元ニコラス・ケイジの妻であったパトリシア・アークエット主演の映画。
キリストが十字架に釘を打たれた穴があく霊症。

ユダ
裏切りの星ユダ。ナルシストで化粧をしている(北斗の拳より抜粋)

個人的には今年1番の後味悪い映画であった。思い出すだすのも嫌だ。

これは確実に意見分かれると思うので、あくまでも個人的意見。

 
======

夫に先立たれた熱心なクリスチャンであるマンソン夫人。ある日彼女の家に教授を名乗る紳士が訪ねてくる。その教授の紳士的な振る舞いを信頼し家に招き入れた夫人だが、実は彼はカジノの地下金庫を襲おうとしている泥棒であった・・・

出演:トム・ハンクス、イルマ・P・ホール

教授を名乗る泥棒役にトム・ハンクス。
大柄な老婦人マンソン夫人にイルマ・P・ホール。

コーエン兄弟が監督、製作、脚本の映画。だがリメイク。「マダムと泥棒」をリメイクした作品らしい。昨今のリメイク、続編ブームが主流の世の中だが、コーエン兄弟はリメイクしないと思ってたのになんかガッカリ。勝手に思ってただけなのだが何か裏切られた気がして自分の中ではかなりのマイナスポイントです。今だからこそオリジナルが観たいんですよ。
まぁ続編も面白いのもありますがね。。。リメイクも。。

トム・ハンクスのいつもと違ったとぼけた演技も見所の1つ。なんなのでしょう、あの笑いは、あの演技は。後できますね。。
老婦人しかり教授の仲間である後の4人もそれぞれ個性的で面白い。
ラストもある程度は想像できる範囲内だったのだが、後味はさほど悪くはなかった。
 

だが映画館でなくても良かったかもってのが本音だ。
時は17世紀、画家である主人フェルメールの家の使用人としてやってきた少女グリート。少女はフェルメールの絵に強い衝撃を受ける。彼もまたグリートの色彩感覚に興味を持ち、制作の手伝いをさせる事にしたのであった・・・

出演:スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース

公式HP→ http://www.gaga.ne.jp/pearl/

使用人グリートにスカーレット・ヨハンソン。
天才画家ヨハネス・フェルメールにコリン・ファース。

スカーレット・ヨハンソンは「ロスト・イン・トランスレーション」で先日観たばかり。彼女はきますね。まぁすでにきている感もあるが改めてそう思った。まだ若いのに経験豊富、演技がしっかりしているし、ここ最近存在感も増してきた。そう、デルトロとHしちゃった発言が報じられて知名度もかなりアップしたし。。後はメジャーな作品に主演クラスで出てヒットすればOK。

さておおまかな内容だが、グリートが絵のモデルとなる事によってフェルメールの家族内が不穏な雰囲気になったりする。当時の時代背景も手伝い、天才画家フェルメールと使用人グリートの秘められた関係がかなりもどかしい。

物語のキーとなっている問題の絵だが、自分はあの絵を"青いターバンの少女"で認識していたので、「あれ?間違って覚えていたのかな?」と心配していたのだが調べた結果"真珠の耳飾りの少女"はやっぱ正式名称じゃなかったみたいだ。

全編フェルメールの絵画を意識したかのような光と影の使い方が絶妙で、絵画の一部を切り出したかのような映像が続く。オスカーに撮影賞でノミネートされていたが、これは本作が取っても良かったと個人的には思った。
オスカー予想で衣裳デザイン賞に「真珠の耳飾りの少女」を選んでいたが、まぁこれは思ったほどたいしたことなかったので「LOTR」が取ったのもこれで納得いったかも。

後は音楽賞でおした「ビック・フィッシュ」を観賞しないと。これは個人的にすごい期待しているので観に行くのが怖いのです。経験上期待している作品はガッカリする事が多いので。。

 
長年敵対関係にあったトロイとスパルタ。だがある日両国に和解が成立しそうな寸前にトロイ王子の弟パリスが敵国の妃ヘレンと恋仲になってしまい、パリスはヘレンをトロイに連れ帰ってしまう。これをきっかけに王妃を奪還するためスパルタは大軍をトロイに差し向けるのであった・・・

出演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー

自作あらすじには全く出てこないが、スパルタ軍の戦士アキレスにブラッド・ピット。
これまた出てこないがトロイの王子(兄)ヘクトルにエリック・バナ。
トロイの王子(弟)パリスにオーランド・ブルーム。
バリスと恋仲になる王妃ヘレンにダイアン・クルーガー。

先行オールで観賞。
内容は古代ギリシャの“トロイ戦争”が元。そういえばトロイ戦争って「イリアス」だっけ?「オデッセイア」ってのもあった記憶が。。もう忘れちまった。

まぁ主役はブラビなのは間違いないのだが、次にくるのはメディア的には今が旬のオーランド・ブルームの方が前に出ているが、次点は間違いなくエリック・バナでしょう。

さて主役のブラビなのだが、何なんでしょうあの体は!!
男が見てもかっこいいと思うよ。本作で何かにつれ意味無く裸体をさらしていたブラビだが、あれならば見せたくなるわな。しょうがない。もう婦女子はメロメロになるでしょう。そして男にはジムに行って鍛えないとダメだなって気にさせてくれる。きっとこの映画を観た何人かはジム通いを始めるんじゃないですかねw

いろんなところで不満があるみたいだが、まぁ確かにアキレスが金髪ってのはなんか違和感がある。だがたけしの座頭市が金髪だったのに比べれば問題ないでしょう。

オーリーファンは今回はガッカリなんじゃないかなぁ。
後はヘクトル役のエリック・バナの存在感が際立っていた。中でもアキレスとの一騎打ちは最大の見せ場でしょう。
「史上最大の愛のための戦い」ていうキャッチもね、どうなんでしょう。

とまぁこの映画に関しては皆観そうなので簡略にこの辺で。。

 
看護婦のアナは忙しい仕事に追われながらも、夫と幸せな暮らしをしていた。だがある日の翌朝何かの気配に気づきドアを開けるとそこには血だらけの顔見知りの少女が立っていた。少女は人間離れした速さで夫に襲い掛かってきた・・・

出演:サラ・ポーリー

(←写真はオリジナルの)

ホラー映画の超有名作の「ゾンビ」のリメイク。ほんと最近リメイク多いです。
死んだ人がゾンビになって、生きている人を襲う。襲われた人は死んでゾンビになる。というのがおおまかなあらすじ。弱点も相変わらずで頭をつぶせば行動不能になるという単純。

前回と今回のリメイク版の大きな違いはやっぱゾンビの速さでしょう。今度のゾンビは速いってのは聞いてたのだが、まさかあそこまで速いとは。。車で逃げるのを全力疾走で追いかける姿を観て怖いと思うよりちょっと笑ってしまったです。この点では「28日後...」と比べる人多いですね。

時代がそうさせたのか知らないが、個人的にはいつの時代でもゾンビはゆっくりノロノロ歩いて欲しいです。「こんなゆっくりのゾンビから何で逃げ切れないんだ!?」って突っ込みたくなるのがこの映画の醍醐味だと思うし。。。
まぁ速いゾンビを観てみたかったのもあるのでそれなりに満足でした。

この流れにのって、今度はジェイソンが機敏に華麗に殺しまくるってのはどうでしょう?

うむぅやっぱダメだな。。

 
2日後に結婚式を控えている精神科医のテスは、ロックスターを目指す娘アンナと日々意見が食い違い悩んでいた。アンナも何かと口うるさい母親に嫌気がさしていた。そんなある日、彼女達は食事にでかけた中華レストランで喧嘩を始めてしまう。それを見ていた店の主人は2人にある物を与えるのであった・・・

出演:ジェイミー・リー・カーティス、リンゼイ・ローハン

(←画像まだないですね)

再婚を控えた精神科医テスにジェイミー・リー・カーティス
ロックスターを目指す娘役アンナにリンゼイ・ローハン

まぁタイトルを見れば皆さんお分かりだと思うが、店の主人が2人にフォーチュン・クッキー(おみくじクッキー)を与えて、それを食べた2人は入れ替わってしまうのだ。そう内容はお互いの中身が入れ替わるというもう使い古された定番のコメディー。だが、こういう話でよく思い浮かぶのは同年代の男女が入れ替わるって話だったせいか、母親と娘が入れ替わるというのは意外に新鮮だった。年齢差のギャップがそれぞれおかしな行動にでてこれが笑えるのである。

観賞前、ジェイミー・リー・カーティスはまぁ何となく名前も知っているしベテラン女優なのでそれなりの演技は期待できていたのだが、問題は全米のアイドルだというリンゼイ・ローハンだと思っていた。だが予想以上の出来であった。お互いなかなかつりあいとれていて演技合戦といった感も。まぁ確かにリンゼイも頑張っていたと思うのだが、さすがに娘の魂が入ったジェイミーにはかなわなかった。真面目な完璧主義者の母親という設定がもうズルイ。娘の魂が入ったとたんにうってかわって生き生きとした表情で、もの凄い行動に出るのですごいおかしかった。

中でもちょっとネタバレになるかもしれないが、著書の話で急遽TV出演が決まり全米版"徹子の部屋"みたいのに出演するのだが、そこでの爆発ぶりが良かったです。観客にダイブして運ばれてる姿を観た時に、もう笑いが止まりませんでした。

ラストもこうなると分かりきった予想通りの終わり方だったが、でもでも全体的に満足いく出来であった。個人的には今年の中でも上位に入る映画であった。

これは観賞後に知ったのだが、この映画はジョディ・フォスター主演の「フリーキー・フライデー」をリメイクしたそじゃないですか。これは是非ジョディ・フォスター版も観てみたいな。

 
CM作成のために来日した往年のハリウッドスターはなじめない日本の生活に戸惑っていた。時同じくして同じホテルに泊まる夫に付き添って日本に来ている女性も異国での孤独感にさいなまれていた・・・

出演:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン

監督はソフィア・コッポラ。

アカデミーで脚本賞受賞。オスカーを取ったからではないが、自分は今までソフィア・コッポラは親の七光り的な部分で見ていた部分があったのだが、ちょっと見方が変わった。こんな映画が作れるとは。ニコラス・ケイジもそうだしコッポラの血筋は凄いなぁ。

内容的にはラブ・ストーリーというジャンルに分けられると思うが、この映画の本質はラブ・ストーリー的な面でないだろう。
本国では日本語の部分に英語の字幕がつかなく、外国人が観ると日本人が何を言っているのか分からない作りであったらしい。なので外国人がこの映画を観ると主人公と同じように日本人が話す意味が分からず、思わず主人公に共感してしまうのだ。この観方がこの映画の本来の狙いであろう。だが日本人である自分が観ると当然のごとく意味が分かってしまうのである。これではこの映画が本当に意図する観方ができない。なので日本人の大半はこの映画はちょっと切ないラブ・ストーリーと捉えてしまうのも仕方がないのである。外国人向けの作品といえるであろう。

本来の意図する映画の観方ができない自分はこの作品はいまいちであったと言わざるをえない。日本の映画業界がこの作品をリメイクしてみたらちょっと面白そうって思うのだが、どこかやってくれないかなぁ。

ラブ・ストーリー的にみると、ボブとシャーロットが互いに惹かれるのは、一種の"吊り橋効果"ってやつなのではないでしょうか。異国の地で孤独を感じる二人がこのような状況になれば、そりゃ同じ境遇の人に惹かれるってものだ。

新宿や渋谷など観慣れた風景画出てくるだけでちょっと嬉しくなってしまう。
小市民的な喜びが味わえた。

ラスト、ボブがシャーロットに言った言葉がとても気になるのですが何て言ってるのでしょうか?それともこれは知らぬが華ってやつなのでしょうか。。。

 
======

『ゴッド・ディーバ』

近未来、様々な種類の生物が共存する街に、謎の浮遊するピラミッドが出現。中から出てきた鷹の頭と人間の体を持つ古代エジプトの神ホルスはある目的のために下界に下りてきたのであった・・・

出演:リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング

監督・原作・脚本はエンキ・ビラル。
写真は原作の一部「不死者のカーニバル」

彼の作品は観たことありません。彼に対しての先入観も全くないので完全に新鮮な目で観賞する事ができた。あえて最初に感想を述べてしまうと個人的には好みではない作品であった。マニア向けなカルトムービーなのかもしれない。1回観ただけでは彼の世界観を理解するのは難しいだろう。

ホルスは政治犯ニコポルの体を借り、青い涙を流す謎の女ジルを捜すというのがおおまかな内容。上記出演3人の俳優以外はすべてCGなのだが、何かちょっと違和感感じてしまう。最近の技術なら人間そっくりにCGも作れると思うのだが、本作の人間はどうみてもCGで書いた人間としか見えないのでこの辺が違和感の原因だろう。

全体的に街並みとかが青みがかっていて幻想的な雰囲気は出てるのだが、だがこういう雰囲気の街並みは「リベリオン」とかとちょっと共通してるかも。(「リベリオン」は白みがかった感じだが)人間、ミュータント、エイリアンが共存していく暮らしは先日観賞した「イノセンス」と同じような感じかな。

"「ブレード・ランナー」「フィフス・エレメント」の原点"とかのキャッチなのだが、やっぱ「ブレード・ランナー」は超えられないね。(「フィフス〜」は正直どうでもよい)
というかこういうキャッチはもう止めようよ。超えた試しない。。

これもGW中真っ只中に観賞したのだが、これは予想通り混んでなかった。
 
 
======

『スクール・オブ・ロック』

方向性の違いによりバンドをクビになった男。友達の家に居候して過ごす毎日だが家賃を払わないと追い出される状況になってしまう。そこで金を稼ぐ為に別人に成りすまし名門小学校の臨時教員となるのだが、そこで受け持つ生徒に音楽の才能を見出し自分のバンドのメンバーに入れようとするのであった・・・

出演:ジャック・ブラック、マイク・ホワイト、ジョーン・キューザック

5月1本目の映画。GW中のレイトに観に行ったのだが、「なんでこんなに混んでるんだ、この暇人達め!」と自分の事は棚上げて逆ギレしそうな環境であった。まぁ運良く本作はさほど混んでなかったのだが、でもこういうマイナーな映画にしては混んでる方であろう。結構CMも流れてたのでそれの影響もかなりあるであろう。CMだとジャック・ブラックはかなりの大物って感じに取れてしまうのだが実際はどうなのだろう?今話題の最も注目されるコメディアンの1人とか何とか言っているが自分はほとんど彼を知らない。「愛しのローズマリー」に出てた人だなぁってぐらいの認識。この認識度は間違ってるのかな。自分の知らないところでブレイクしていたのだろうか?

内容的にはオープニングでのダイブで誰も受け止めてくれない所でいきなり笑わせてくれ、その後はまぁお決まりの展開。ものの10分間ぐらい観ただけで誰もが最後のエンディングを想像できたであろう。だが110分とコメディー映画にしては長い上映時間なのだが中だるみもほとんど無く終始笑わせてくれた。

コメディーというとアメリカ向けで日本人の慣性に合わないのもままあるが、本作はアメリカンジョーク的な笑いがほとんどなく日本人にもなじみ易いコメディー映画であろう。

元々さほど期待していなかったので余計に面白く感じたのだが、展開が最初からみえみえなのも、もう一ひねり欲しかったかも。贅沢かなぁ。。。

次のジャック・ブラック出演映画はベン・スティラーと共演の『エンヴィ』(公開未定)だが、米国ではちょっといまいちの興行収入らしい。。

 
 
======

『オーシャン・オブ・ファイヤー』

"世界一の馬と騎手"という触れ込みでショーに出演しているカウボーイのフランクとその愛馬のヒダルゴ。その噂を聞きつけアラブの族長は"オーシャン・オブ・ファヤー"と呼ばれるサハラ砂漠を縦断する耐久乗馬レースに招待されるのであった・・・

出演:ヴィゴ・モーテンセン、TJ、オマー・シャリフ、ズレイカ・ロビンソン

アメリカ軍人の父とスー族の母との間に生まれたカウボーイ役にヴィゴ・モーテンセン。
フランクの愛馬ヒダルゴ役(?)にTJ君。

「ロード・オブ・ザ・リング」でブレイクした今が旬なヴィゴが主演という事なので一応チェック入れとこうと思い、ほとんど予備知識ないまま観に行ってみた。最初『オーシャン・オブ・ファイヤー』というアクション映画じみたタイトルと、トレイラーでの砂嵐に襲われるシーンとかで勝手に推測して「ハムナプトラ」「インディージョーンズ」みたいな冒険活劇かなと思っていたのだが、かなり予想と違った内容。良い意味で裏切られた。まぁアクションシーンもそれなりにあるが、人と馬との友情がメインのドラマって感じだった。ラブロマンス要素も少々あったのだが、個人的には余分な気がした。あそこらへんを上手くカットしてせめて2時間は切って欲しかった。この内容で137分はちょっと長すぎでしょう。

もう少しメリハリがあった内容でも良かったと思うのだが、そこは実話を基に映画化したのでしょうがないのかもしれない。

ヴィゴはほとんどの乗馬シーンを自らやったそうですね。たいしたものだ。
真の主役かもしれないヒダルゴ役のTJ君。かなり利口な馬らしくヴィゴも大変お気に入り。結局撮影後、引き取ったそうです。

オスカーの助演男優賞にTJ君を推す声もあるそうです。(ウソだけど。。)

 
vol.1の続き。
5人の復讐相手の内オーレン・イシイとヴァニータ・グリーンを殺し残るは3人。夫とお腹の子供を殺された"ザ・ブライド"の最後の死闘が今はじまる・・・

出演:ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン

去年公開したクエンティン・タランティーノ作品「キル・ビルvol.1」の続編。前回がドタバタアクションチャンバラコメディー映画だったのに今回はマカロニウエスタンカンフー映画になっていた。本当は1つの作品だったのに諸事情により2つに分けたのだがこれが本当に同じ映画だったの?と思える程違う感じに仕上がっていた。副題が"ザ・ラブ・ストーリー"とあるように、どっちかっていうとドラマ色が濃かった。かといってアクションシーンが無いわけではなく、なかでも今回はやっぱパイ・メイとの修行シーンがかなりお気に入り。5歩歩くと死ぬという五点爆心拳(だっけ?)なんて「北斗の拳」そのままじゃないですか。やっぱ影響受けているのかなぁ。

でも本当に2本に分けて正解だったと思う。1本の映画にするにはちょっと雰囲気が違いすぎる。でも思うに1が好きな人は2はちょっとって思うだろうし、逆に1がちょっとって思った人でも2は好きって人がいるかもしれない。それほど別の映画って感じがした。ちなみに自分は1が好みです。1はDVD購入したが2はどうしよう。。。

さて、3は本当にあるのでしょうか?本当かどうか知らないが1で殺したヴァニータ・グリーンの娘が復讐に来るって話になるそうだが、そうするとタイトルはどうなるの?「キル・ブライド」になるの?いやブライドってのはおかしいか「キル・マンバ」なのかな。。

個人的にはタラちゃん作品好きなのだが、続編よりは新しい作品作って欲しいです。

 

1 2 3 4 5 6 7

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索