======

キリスト像から血が流れ出すという奇怪な出来事が起こった修道院に、ニーマンス警視が訪れる。検査の結果、壁に埋め込まれた死体を発見する。時同じくして若手刑事レダが、怪我を負ったキリストに似た男と遭遇する。その男を修道院の事件を捜査中のニーマンスが訪ねてくるのであった・・・

出演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー

ニーマンス警視にジャン・レノ。
若手刑事レダにブノワ・マジメル。
後半から出てくる重要な人物ハインリッヒにクリストファー・リー

共同製作、脚本にリュック・ベッソン。

タイトルからも分かるように前作「クリムゾン・リバー」の続編である。
続編といっても、前作の繋がりはほとんどなくいきなり本作から観始めても何の違和感も感じないであろう。
そもそも「2」にする意味があったのであろうか?「2」にすると普通は「1」を観た人でないと観ないと思うので、観客動員数は「1」より下がると思うのだが。。まぁ前作がヒットしたなら前作の勢いにあやかって大々的に続編をアピールしたいところだが、クリムゾン・リバーってあんまヒットしなかったと思うのだがどうなんでしょう?「デッド・コースター」「ヒューマン・キャッチャー」のように本当は続編なのに、それをあえて隠して上映する方が賢いのではないでしょうか?

壁に埋められた謎の死体。
キリストの再来。
12使徒と同じ名前の人が次々と殺されていく奇怪な事件。
と前菜は充分なんだが、メインデッシュとなる事件の核心があやふやであった。
観終わった今でも、いまいち理解に苦しむ部分が多々あるのだがこの辺は流しておこう。

刑事物としてはそこそこの出来なので、気が向いたら観るぐらいでOKでしょう。
 
 
======

『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』は5月29日のオールで観賞。
今回は効率よく(無謀にも)3本観る事に。

1本目 23:05〜24:45 『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』
2本目 24:45〜26:30 『?』
3本目 26:40〜28:50 『?』

かなり過密なスケジュール。
2,3本目は次回に。。
パリで愛する妻と幸せに暮らすウィル・ブルーム。幼少時代の彼は父エドワードの奇想天外な話を聞くのが大好きであった。しかし大人になったウィルは父親と喧嘩して以来不仲になっていた。そんなある日、父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは実家へと帰るのであった・・・

出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー

若き日のエドワード・ブルームにユアン・マクレガー。
現在の病床の床にあるエドワード・ブルームにアルバート・フィニー。
息子ウィル・ブルームにビリー・クラダップ。

監督はティム・バートン。
個人的に前々から注目していた作品だけあって、観に行くのが怖かった。経験上過度な期待していた映画は裏切られる事が多かったからである。だが今回はめずらしく期待をそれほど裏切らず、まずまずの満足できる映画であった。自分の好きな映画であった。

実家に帰ったウィルだが、父は病床の身であっても相変わらず奇想天外な話を続ける。そういう話にうんざりしているウィルは父の本当の話を聞きたいと願うのだが、なかなか親子の溝はうまらない。何回も聞かされた話をウィルの妻に改めて話し続けるのである。魔女にあった話。巨人と一緒に故郷を出た話。サーカスで働いた話。一目惚れした女性と結ばれた話。まるで本当にお伽噺のような話を話続ける父。こういうお伽噺のような回想話が、映画のほとんどを占める。全体的に話のテンポがスローなので観る人によっては途中で中だるみしてしまうかもしれないかも。全編コメディーなのかと思ってたが、実は奥が深いまじめなお話であった。ラストは感動。よい終わり方だと思う。

人によって評価はかなり分かれると思うが、個人的にはかなり好きな部類に入る映画。今年の上位に入るでしょう。

"人生なんて、まるでお伽噺さ"ていうキャッチもなかなか

 


 
ある日、イエスは弟子の裏切りによって捕らえられてしまった。裁判の結果死刑を言い渡されたイエスは自ら十字架を背負い歩きはじめるのでった・・・

出演:ジム・カヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン、モニカ・ベルッチ

イエス・キリストにジム・カヴィーゼル。
メル・ギブソンが私財を投じて撮った、イエス・キリスト最後の1日を新約聖書を忠実に再現。観客がショック死したとか、歴代○位に入る大ヒットとか、前評判はもの凄かったのだが日本ではそこまでの結果は得られてない感が。やっぱどっちかっていうと仏教徒が多いからなのだろうか?

血がドバドバ出て、腕がもげたり、首が飛んだりするそういう映画が好きな自分だが、この作品は好きになれなかった。痛い!痛すぎるのである!!ある程度のキリストの知識は持っていたが(小学生の時に読んだマンガ偉人伝で読んだイエス・キリスト)それでもあの描写は痛すぎる。あんまり知らない人が観たら、ただの集団リンチ映画としか思えない気がする。

変な知識があったので(ほとんどどこかのマンガから得た知識だが。。)あぁあれが有名なロンギヌスの槍なんだなぁとか、これが聖痕なのかとか、裏切り者のユダを観るとなぜか笑ってしまったりとか、意外な面で楽しめた。

ロンギヌスの槍
キリストが死んでいる事を確かめるために突いた槍。(孔雀王で知る)

聖痕(スティグマータ)
元ニコラス・ケイジの妻であったパトリシア・アークエット主演の映画。
キリストが十字架に釘を打たれた穴があく霊症。

ユダ
裏切りの星ユダ。ナルシストで化粧をしている(北斗の拳より抜粋)

個人的には今年1番の後味悪い映画であった。思い出すだすのも嫌だ。

これは確実に意見分かれると思うので、あくまでも個人的意見。

 
Zガンダム映画化正式決定記念を名目として購入。
ガンダムエースで連載中のこの漫画。連載当初ガンダムエースは季刊誌だったのでいつになったらコミック化されるのであろうとヤキモキしていたのに、いつのまにやら隔月誌そして月刊誌へと。そして待望のコミック化。
あぁ時は流れているのだなぁ。。


内容はファーストガンダムのパロディーである。
ファーストガンダムを知らない人が読んでも、なんじゃこれ?って感じでしょう。
ファーストガンダムファンなら是非読んで欲しい一冊である。
自分はサクサク描ける超量産型MSサクがお気に入り。

それはそうとZガンダムも3部作になるらしいですね。。

 
======

夫に先立たれた熱心なクリスチャンであるマンソン夫人。ある日彼女の家に教授を名乗る紳士が訪ねてくる。その教授の紳士的な振る舞いを信頼し家に招き入れた夫人だが、実は彼はカジノの地下金庫を襲おうとしている泥棒であった・・・

出演:トム・ハンクス、イルマ・P・ホール

教授を名乗る泥棒役にトム・ハンクス。
大柄な老婦人マンソン夫人にイルマ・P・ホール。

コーエン兄弟が監督、製作、脚本の映画。だがリメイク。「マダムと泥棒」をリメイクした作品らしい。昨今のリメイク、続編ブームが主流の世の中だが、コーエン兄弟はリメイクしないと思ってたのになんかガッカリ。勝手に思ってただけなのだが何か裏切られた気がして自分の中ではかなりのマイナスポイントです。今だからこそオリジナルが観たいんですよ。
まぁ続編も面白いのもありますがね。。。リメイクも。。

トム・ハンクスのいつもと違ったとぼけた演技も見所の1つ。なんなのでしょう、あの笑いは、あの演技は。後できますね。。
老婦人しかり教授の仲間である後の4人もそれぞれ個性的で面白い。
ラストもある程度は想像できる範囲内だったのだが、後味はさほど悪くはなかった。
 

だが映画館でなくても良かったかもってのが本音だ。
時は17世紀、画家である主人フェルメールの家の使用人としてやってきた少女グリート。少女はフェルメールの絵に強い衝撃を受ける。彼もまたグリートの色彩感覚に興味を持ち、制作の手伝いをさせる事にしたのであった・・・

出演:スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース

公式HP→ http://www.gaga.ne.jp/pearl/

使用人グリートにスカーレット・ヨハンソン。
天才画家ヨハネス・フェルメールにコリン・ファース。

スカーレット・ヨハンソンは「ロスト・イン・トランスレーション」で先日観たばかり。彼女はきますね。まぁすでにきている感もあるが改めてそう思った。まだ若いのに経験豊富、演技がしっかりしているし、ここ最近存在感も増してきた。そう、デルトロとHしちゃった発言が報じられて知名度もかなりアップしたし。。後はメジャーな作品に主演クラスで出てヒットすればOK。

さておおまかな内容だが、グリートが絵のモデルとなる事によってフェルメールの家族内が不穏な雰囲気になったりする。当時の時代背景も手伝い、天才画家フェルメールと使用人グリートの秘められた関係がかなりもどかしい。

物語のキーとなっている問題の絵だが、自分はあの絵を"青いターバンの少女"で認識していたので、「あれ?間違って覚えていたのかな?」と心配していたのだが調べた結果"真珠の耳飾りの少女"はやっぱ正式名称じゃなかったみたいだ。

全編フェルメールの絵画を意識したかのような光と影の使い方が絶妙で、絵画の一部を切り出したかのような映像が続く。オスカーに撮影賞でノミネートされていたが、これは本作が取っても良かったと個人的には思った。
オスカー予想で衣裳デザイン賞に「真珠の耳飾りの少女」を選んでいたが、まぁこれは思ったほどたいしたことなかったので「LOTR」が取ったのもこれで納得いったかも。

後は音楽賞でおした「ビック・フィッシュ」を観賞しないと。これは個人的にすごい期待しているので観に行くのが怖いのです。経験上期待している作品はガッカリする事が多いので。。

 
======

結構甘いもの好きなんですよ自分。
ケーキだとやっぱしモンブランが1番。たまに食べたくなった時はコンビニで200円ぐらいのカップケーキなるものを購入するのだが、まぁこれはこれで美味いのだがやっぱもっと本格的なのを食べてみたいと思うわけで・・・
そこで新聞広告で見つけた"モンブランの会"なるものを申し込んだのです。

http://www.bellne.com/pc/trends/wa_mont_blanc/mont_blanc_index.htm

これだと自宅にいながら1年間、毎月1回計12種類のモンブランを楽しめる。

だがいくらなんでも1人で6個は辛い。毎月3000円、5人家族なので1人500円づつ徴収して自分は1000円払って2つ食べるという契約を家族と結び注文したのでした。

楽しみだなぁ。。
 

何となくこういうのって女ぽくって表立っては言えないなぁ。
 
長年敵対関係にあったトロイとスパルタ。だがある日両国に和解が成立しそうな寸前にトロイ王子の弟パリスが敵国の妃ヘレンと恋仲になってしまい、パリスはヘレンをトロイに連れ帰ってしまう。これをきっかけに王妃を奪還するためスパルタは大軍をトロイに差し向けるのであった・・・

出演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー

自作あらすじには全く出てこないが、スパルタ軍の戦士アキレスにブラッド・ピット。
これまた出てこないがトロイの王子(兄)ヘクトルにエリック・バナ。
トロイの王子(弟)パリスにオーランド・ブルーム。
バリスと恋仲になる王妃ヘレンにダイアン・クルーガー。

先行オールで観賞。
内容は古代ギリシャの“トロイ戦争”が元。そういえばトロイ戦争って「イリアス」だっけ?「オデッセイア」ってのもあった記憶が。。もう忘れちまった。

まぁ主役はブラビなのは間違いないのだが、次にくるのはメディア的には今が旬のオーランド・ブルームの方が前に出ているが、次点は間違いなくエリック・バナでしょう。

さて主役のブラビなのだが、何なんでしょうあの体は!!
男が見てもかっこいいと思うよ。本作で何かにつれ意味無く裸体をさらしていたブラビだが、あれならば見せたくなるわな。しょうがない。もう婦女子はメロメロになるでしょう。そして男にはジムに行って鍛えないとダメだなって気にさせてくれる。きっとこの映画を観た何人かはジム通いを始めるんじゃないですかねw

いろんなところで不満があるみたいだが、まぁ確かにアキレスが金髪ってのはなんか違和感がある。だがたけしの座頭市が金髪だったのに比べれば問題ないでしょう。

オーリーファンは今回はガッカリなんじゃないかなぁ。
後はヘクトル役のエリック・バナの存在感が際立っていた。中でもアキレスとの一騎打ちは最大の見せ場でしょう。
「史上最大の愛のための戦い」ていうキャッチもね、どうなんでしょう。

とまぁこの映画に関しては皆観そうなので簡略にこの辺で。。

 
看護婦のアナは忙しい仕事に追われながらも、夫と幸せな暮らしをしていた。だがある日の翌朝何かの気配に気づきドアを開けるとそこには血だらけの顔見知りの少女が立っていた。少女は人間離れした速さで夫に襲い掛かってきた・・・

出演:サラ・ポーリー

(←写真はオリジナルの)

ホラー映画の超有名作の「ゾンビ」のリメイク。ほんと最近リメイク多いです。
死んだ人がゾンビになって、生きている人を襲う。襲われた人は死んでゾンビになる。というのがおおまかなあらすじ。弱点も相変わらずで頭をつぶせば行動不能になるという単純。

前回と今回のリメイク版の大きな違いはやっぱゾンビの速さでしょう。今度のゾンビは速いってのは聞いてたのだが、まさかあそこまで速いとは。。車で逃げるのを全力疾走で追いかける姿を観て怖いと思うよりちょっと笑ってしまったです。この点では「28日後...」と比べる人多いですね。

時代がそうさせたのか知らないが、個人的にはいつの時代でもゾンビはゆっくりノロノロ歩いて欲しいです。「こんなゆっくりのゾンビから何で逃げ切れないんだ!?」って突っ込みたくなるのがこの映画の醍醐味だと思うし。。。
まぁ速いゾンビを観てみたかったのもあるのでそれなりに満足でした。

この流れにのって、今度はジェイソンが機敏に華麗に殺しまくるってのはどうでしょう?

うむぅやっぱダメだな。。

 
2日後に結婚式を控えている精神科医のテスは、ロックスターを目指す娘アンナと日々意見が食い違い悩んでいた。アンナも何かと口うるさい母親に嫌気がさしていた。そんなある日、彼女達は食事にでかけた中華レストランで喧嘩を始めてしまう。それを見ていた店の主人は2人にある物を与えるのであった・・・

出演:ジェイミー・リー・カーティス、リンゼイ・ローハン

(←画像まだないですね)

再婚を控えた精神科医テスにジェイミー・リー・カーティス
ロックスターを目指す娘役アンナにリンゼイ・ローハン

まぁタイトルを見れば皆さんお分かりだと思うが、店の主人が2人にフォーチュン・クッキー(おみくじクッキー)を与えて、それを食べた2人は入れ替わってしまうのだ。そう内容はお互いの中身が入れ替わるというもう使い古された定番のコメディー。だが、こういう話でよく思い浮かぶのは同年代の男女が入れ替わるって話だったせいか、母親と娘が入れ替わるというのは意外に新鮮だった。年齢差のギャップがそれぞれおかしな行動にでてこれが笑えるのである。

観賞前、ジェイミー・リー・カーティスはまぁ何となく名前も知っているしベテラン女優なのでそれなりの演技は期待できていたのだが、問題は全米のアイドルだというリンゼイ・ローハンだと思っていた。だが予想以上の出来であった。お互いなかなかつりあいとれていて演技合戦といった感も。まぁ確かにリンゼイも頑張っていたと思うのだが、さすがに娘の魂が入ったジェイミーにはかなわなかった。真面目な完璧主義者の母親という設定がもうズルイ。娘の魂が入ったとたんにうってかわって生き生きとした表情で、もの凄い行動に出るのですごいおかしかった。

中でもちょっとネタバレになるかもしれないが、著書の話で急遽TV出演が決まり全米版"徹子の部屋"みたいのに出演するのだが、そこでの爆発ぶりが良かったです。観客にダイブして運ばれてる姿を観た時に、もう笑いが止まりませんでした。

ラストもこうなると分かりきった予想通りの終わり方だったが、でもでも全体的に満足いく出来であった。個人的には今年の中でも上位に入る映画であった。

これは観賞後に知ったのだが、この映画はジョディ・フォスター主演の「フリーキー・フライデー」をリメイクしたそじゃないですか。これは是非ジョディ・フォスター版も観てみたいな。

 
CM作成のために来日した往年のハリウッドスターはなじめない日本の生活に戸惑っていた。時同じくして同じホテルに泊まる夫に付き添って日本に来ている女性も異国での孤独感にさいなまれていた・・・

出演:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン

監督はソフィア・コッポラ。

アカデミーで脚本賞受賞。オスカーを取ったからではないが、自分は今までソフィア・コッポラは親の七光り的な部分で見ていた部分があったのだが、ちょっと見方が変わった。こんな映画が作れるとは。ニコラス・ケイジもそうだしコッポラの血筋は凄いなぁ。

内容的にはラブ・ストーリーというジャンルに分けられると思うが、この映画の本質はラブ・ストーリー的な面でないだろう。
本国では日本語の部分に英語の字幕がつかなく、外国人が観ると日本人が何を言っているのか分からない作りであったらしい。なので外国人がこの映画を観ると主人公と同じように日本人が話す意味が分からず、思わず主人公に共感してしまうのだ。この観方がこの映画の本来の狙いであろう。だが日本人である自分が観ると当然のごとく意味が分かってしまうのである。これではこの映画が本当に意図する観方ができない。なので日本人の大半はこの映画はちょっと切ないラブ・ストーリーと捉えてしまうのも仕方がないのである。外国人向けの作品といえるであろう。

本来の意図する映画の観方ができない自分はこの作品はいまいちであったと言わざるをえない。日本の映画業界がこの作品をリメイクしてみたらちょっと面白そうって思うのだが、どこかやってくれないかなぁ。

ラブ・ストーリー的にみると、ボブとシャーロットが互いに惹かれるのは、一種の"吊り橋効果"ってやつなのではないでしょうか。異国の地で孤独を感じる二人がこのような状況になれば、そりゃ同じ境遇の人に惹かれるってものだ。

新宿や渋谷など観慣れた風景画出てくるだけでちょっと嬉しくなってしまう。
小市民的な喜びが味わえた。

ラスト、ボブがシャーロットに言った言葉がとても気になるのですが何て言ってるのでしょうか?それともこれは知らぬが華ってやつなのでしょうか。。。

 
======

『ゴッド・ディーバ』

近未来、様々な種類の生物が共存する街に、謎の浮遊するピラミッドが出現。中から出てきた鷹の頭と人間の体を持つ古代エジプトの神ホルスはある目的のために下界に下りてきたのであった・・・

出演:リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング

監督・原作・脚本はエンキ・ビラル。
写真は原作の一部「不死者のカーニバル」

彼の作品は観たことありません。彼に対しての先入観も全くないので完全に新鮮な目で観賞する事ができた。あえて最初に感想を述べてしまうと個人的には好みではない作品であった。マニア向けなカルトムービーなのかもしれない。1回観ただけでは彼の世界観を理解するのは難しいだろう。

ホルスは政治犯ニコポルの体を借り、青い涙を流す謎の女ジルを捜すというのがおおまかな内容。上記出演3人の俳優以外はすべてCGなのだが、何かちょっと違和感感じてしまう。最近の技術なら人間そっくりにCGも作れると思うのだが、本作の人間はどうみてもCGで書いた人間としか見えないのでこの辺が違和感の原因だろう。

全体的に街並みとかが青みがかっていて幻想的な雰囲気は出てるのだが、だがこういう雰囲気の街並みは「リベリオン」とかとちょっと共通してるかも。(「リベリオン」は白みがかった感じだが)人間、ミュータント、エイリアンが共存していく暮らしは先日観賞した「イノセンス」と同じような感じかな。

"「ブレード・ランナー」「フィフス・エレメント」の原点"とかのキャッチなのだが、やっぱ「ブレード・ランナー」は超えられないね。(「フィフス〜」は正直どうでもよい)
というかこういうキャッチはもう止めようよ。超えた試しない。。

これもGW中真っ只中に観賞したのだが、これは予想通り混んでなかった。
 
 
======

『スクール・オブ・ロック』

方向性の違いによりバンドをクビになった男。友達の家に居候して過ごす毎日だが家賃を払わないと追い出される状況になってしまう。そこで金を稼ぐ為に別人に成りすまし名門小学校の臨時教員となるのだが、そこで受け持つ生徒に音楽の才能を見出し自分のバンドのメンバーに入れようとするのであった・・・

出演:ジャック・ブラック、マイク・ホワイト、ジョーン・キューザック

5月1本目の映画。GW中のレイトに観に行ったのだが、「なんでこんなに混んでるんだ、この暇人達め!」と自分の事は棚上げて逆ギレしそうな環境であった。まぁ運良く本作はさほど混んでなかったのだが、でもこういうマイナーな映画にしては混んでる方であろう。結構CMも流れてたのでそれの影響もかなりあるであろう。CMだとジャック・ブラックはかなりの大物って感じに取れてしまうのだが実際はどうなのだろう?今話題の最も注目されるコメディアンの1人とか何とか言っているが自分はほとんど彼を知らない。「愛しのローズマリー」に出てた人だなぁってぐらいの認識。この認識度は間違ってるのかな。自分の知らないところでブレイクしていたのだろうか?

内容的にはオープニングでのダイブで誰も受け止めてくれない所でいきなり笑わせてくれ、その後はまぁお決まりの展開。ものの10分間ぐらい観ただけで誰もが最後のエンディングを想像できたであろう。だが110分とコメディー映画にしては長い上映時間なのだが中だるみもほとんど無く終始笑わせてくれた。

コメディーというとアメリカ向けで日本人の慣性に合わないのもままあるが、本作はアメリカンジョーク的な笑いがほとんどなく日本人にもなじみ易いコメディー映画であろう。

元々さほど期待していなかったので余計に面白く感じたのだが、展開が最初からみえみえなのも、もう一ひねり欲しかったかも。贅沢かなぁ。。。

次のジャック・ブラック出演映画はベン・スティラーと共演の『エンヴィ』(公開未定)だが、米国ではちょっといまいちの興行収入らしい。。

 
 
======

『オーシャン・オブ・ファイヤー』

"世界一の馬と騎手"という触れ込みでショーに出演しているカウボーイのフランクとその愛馬のヒダルゴ。その噂を聞きつけアラブの族長は"オーシャン・オブ・ファヤー"と呼ばれるサハラ砂漠を縦断する耐久乗馬レースに招待されるのであった・・・

出演:ヴィゴ・モーテンセン、TJ、オマー・シャリフ、ズレイカ・ロビンソン

アメリカ軍人の父とスー族の母との間に生まれたカウボーイ役にヴィゴ・モーテンセン。
フランクの愛馬ヒダルゴ役(?)にTJ君。

「ロード・オブ・ザ・リング」でブレイクした今が旬なヴィゴが主演という事なので一応チェック入れとこうと思い、ほとんど予備知識ないまま観に行ってみた。最初『オーシャン・オブ・ファイヤー』というアクション映画じみたタイトルと、トレイラーでの砂嵐に襲われるシーンとかで勝手に推測して「ハムナプトラ」「インディージョーンズ」みたいな冒険活劇かなと思っていたのだが、かなり予想と違った内容。良い意味で裏切られた。まぁアクションシーンもそれなりにあるが、人と馬との友情がメインのドラマって感じだった。ラブロマンス要素も少々あったのだが、個人的には余分な気がした。あそこらへんを上手くカットしてせめて2時間は切って欲しかった。この内容で137分はちょっと長すぎでしょう。

もう少しメリハリがあった内容でも良かったと思うのだが、そこは実話を基に映画化したのでしょうがないのかもしれない。

ヴィゴはほとんどの乗馬シーンを自らやったそうですね。たいしたものだ。
真の主役かもしれないヒダルゴ役のTJ君。かなり利口な馬らしくヴィゴも大変お気に入り。結局撮影後、引き取ったそうです。

オスカーの助演男優賞にTJ君を推す声もあるそうです。(ウソだけど。。)

 

戯言

2004年5月7日 戯言
======

1回整理しとこう。
観賞未掲載映画は3本。
現在公開中で観賞希望映画が8本。
それの5月中に公開予定10本。
合計18本か。

さて、どうしたものか。。

======

「フレンズ8」のレンタル終了。
もちろん全体的に面白かったのだが、特にブラビが出てた「ヘイト・クラブ」の話がとてもおかしかった。
今回もラストでアクシデントがあり、次の9シーズンが待ち遠しい。
また1年ぐらい待たないといけないのだろうか。。

次は「バフィー2」のレンタル開始しよう。

======

GWどこにも出かけず近場でダラッと過ごす。
散財してしまったのでちょっと今月ピンチ。
近場で散財?
まぁこれについてはいずれ・・・

それにしても何とも寂しいGWだったなぁ。

======
vol.1の続き。
5人の復讐相手の内オーレン・イシイとヴァニータ・グリーンを殺し残るは3人。夫とお腹の子供を殺された"ザ・ブライド"の最後の死闘が今はじまる・・・

出演:ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン

去年公開したクエンティン・タランティーノ作品「キル・ビルvol.1」の続編。前回がドタバタアクションチャンバラコメディー映画だったのに今回はマカロニウエスタンカンフー映画になっていた。本当は1つの作品だったのに諸事情により2つに分けたのだがこれが本当に同じ映画だったの?と思える程違う感じに仕上がっていた。副題が"ザ・ラブ・ストーリー"とあるように、どっちかっていうとドラマ色が濃かった。かといってアクションシーンが無いわけではなく、なかでも今回はやっぱパイ・メイとの修行シーンがかなりお気に入り。5歩歩くと死ぬという五点爆心拳(だっけ?)なんて「北斗の拳」そのままじゃないですか。やっぱ影響受けているのかなぁ。

でも本当に2本に分けて正解だったと思う。1本の映画にするにはちょっと雰囲気が違いすぎる。でも思うに1が好きな人は2はちょっとって思うだろうし、逆に1がちょっとって思った人でも2は好きって人がいるかもしれない。それほど別の映画って感じがした。ちなみに自分は1が好みです。1はDVD購入したが2はどうしよう。。。

さて、3は本当にあるのでしょうか?本当かどうか知らないが1で殺したヴァニータ・グリーンの娘が復讐に来るって話になるそうだが、そうするとタイトルはどうなるの?「キル・ブライド」になるの?いやブライドってのはおかしいか「キル・マンバ」なのかな。。

個人的にはタラちゃん作品好きなのだが、続編よりは新しい作品作って欲しいです。

 
南北戦争末期、南軍兵士のインマンは日々過酷な戦場で戦っていた。だがある日重傷を負ったインマンは軍から脱走し愛するエイダの元へ帰ろうとするのであった・・・

出演:ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー
 
 

公開2日目のレイトで観賞。いつも観に行くシネコンなのだがなぜか凄い人だかり。いつもはもっと閑散としているのに。
たぶんこの4作品が同時公開だからだろう。

アカデミー賞でも何個かノミネートされた話題の『コールド・マウンテン』
マニアック向け感もあるがCMバンバン流れている続編の『キル・ビル VOL.2』
映画以外で話題あり邦画の『CASSHERN』
大人も子供も楽しめるディズニー映画の『ホーンテッド・マンション』

混んでいるのは嫌いなのでチケット購入する際、「『コールド・マウンテン』『キル・ビル vol.2』空いてる方一枚ください。」とアバウトな頼み方してしまった。係りの人もちょっと戸惑っていたが「『コールド・マウンテン』の方が席には余裕があります」との事。なので迷わずそちらに。で実際劇場に入ってみると10人にも満たない人が広大な劇場にチラホラと。どうやら混んでいた原因は他の3作品にあるもよう。空いているのは嬉しいのだが、ちょっと悲しくなった。。

感想に戻ると、美男、美女の主演の2人はそつなく演技をこなし、ニコールの美しさはいうまでもなく、ジュードも「スターリン・グラード」以来の出来だと個人的には思う。(「AI」はね・・・)

でも1番輝いていたのはオスカーもとったルビー役のレニー・ゼルヴィガーでしょう。オスカーとったのも納得です。中盤ぐらいから出てくるのだがそこから映画の質が変わった感じもするぐらいの存在感を発揮していた。

自分は英語は分からないのでよく理解していないのだがテキサス生まれのゼルヴィガーは南部生まれなので南部訛りの英語がこの映画にピッタシだったそうで。しかしイギリス英語のジュード・ロウに、オーストラリア英語の二コール・キッドマンは違和感あるってのを聞いていたことがある。聞けば納得なのだがでも全くそんなのはわかりません。。この辺が分かるようになれば映画の観方も広がるのに。

まぁ結論として、こういう映画が混むようじゃないと日本もお終いって感じがしてちょっと悲しくなりましたとさ。
 
離婚専門の敏腕弁護士マッシーは、浮気をして妻に離婚訴訟を起こされてしまった不動産王に雇われる。浮気の決定的な証拠を握られてかなり不利な状況なのだがマッシーは勝算ありと裁判ははじまるのであった・・・

出演:ジョージ・クルーニー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 
 

離婚専門の敏腕弁護士マッシーにジョージ・クルーニー。財産をに入れようと目論む魅惑的な女性マリリンにキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。監督はコーエン兄弟。

ジャンルはロマコメでしょう。分かりやすい作りで財産を狙う女性と、その女性に惹かれる弁護士のやり取りをコメディータッチで描く。
不動産王の裁判がメインかと思っていたのだが、ものの30分も立たないうちに決着。ここからがこの作品の本当の話の始まり。前半の出来事も後々絡んでくるあたり脚本の出来はなかなか良い。
結婚前に離婚した時の財産分与を決める"婚前契約書"となる物がこの映画の重要なアイテムである。この婚前契約書、海外ドラマとかでは結構活躍するアイテムでつい最近も「SEX AND THE CITY」でも取り扱っていたっけ。結婚した時に離婚した時の事を考えるとはさすが離婚大国アメリカですな。

おおまかな話の流れが途中で読めてしまったのはかなり残念だ。これはある1シーン(マリリンがある人を訪ねるシーンなのだが)が無ければまだ分からなかったと思うのだが、この辺が個人的に理解に苦しんだ。無くても良いと思うんだが。

クルーニー、ゼタ=ジョーンズ共にらしい演技で違和感無く、オチもそれなりに満足いったので及第点をあげましょう。
 
コーエン兄弟の作品としては、近日公開トム・ハンクス主演『レディ・キラーズ』の方が個人的には期待してます。楽しみだ。

 
麻薬所持の罪で実刑を受け、25時間後に収監されることになった男。恋人、父親、そして親友との別れを惜しみつつ最後の夜がはじまった・・・

出演:エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、バリー・ペッパー

 

収監間近の麻薬ディーラーのモンティにエドワード・ノートン。
監督はスパイク・リー。

2週間前ぐらいに前に公開終了直前に観賞。まぁお得意のパターンというわけだ。今になってレビュー書くってのもほんと中途半端だなぁ。映画館でもやってないしDVDでも出てないしさぁ。

何者かの密告で逮捕されてしまうモンティなのだが、恋人が密告者ではないかと疑いつつ言い出せない。お互いに言葉には出していないもの心の内ではお互いに相手を探っているという心理状態がとてもせつない。せつない?とにかくここら辺は日本人もアメリカ人も同じだなぁってすごい感銘。人間の本質は人種も関係ないのであろう。

途中、ノートン演じる主人公のモンティがいろいろな人種を非難する場面があったのだがインド人や韓国人やイタリア人と続き、日本人も当然あると思ったのになかった。ちょっと残念。

ノートンのかっこ良さを前面に出す事はなく、あくまでも彼の心情を描く人間劇というのであろうか。彼自身が自らの行いを後悔をし、待たされる者の悲しみを知り、そして未来への道を模索する。後悔先に立たずというやつだ。

それにしてもエドワード・ノートンはこういう役が多いね。またこういう役がピッタシなので文句のつけようがない。

7年ぐらいの服役ぐらい我慢しろよって思ったりするのだが、ここはアメリカらしい理由があり、2枚目の彼は刑務所では襲われるそうです。映画の宣伝文句にもあるのだが彼の取るべき道は3つ。刑務所で服役するか、逃亡するか、自殺するか。さてどうなったでしょう?


 
======

24日に東京ビックサイトで開催された東京国際ブックフェアーに行ってきました。
いろんなイベント参加は今年の目標の一つでもある。

*注意 今回はかなり一人よがりで書くかもしれないが、温かい目で読んでくれたら幸い。

つい先日発表した【自分の好きな10の事】の1つである"ちびギャラ"。ちょっと女っぽい気がするので秘密の趣味の1つでもある。結構はまっており今年のカレンダーやフィギュアやマグカップも持ってたりする。

なんでこんな話が出てくるかというと、今回作者であるボンボヤージュさんのサイン会があるのである。ぜひこの機会にゲットしときたいと思い、10時開場で11時整理券配布だそうだが9時に会場入り。並んで待つ事に。これは年末の"DIESEL"の福袋で危ない思いをしたのでその教訓をいかしたわけなのだが、ちょっと早すぎたのかもしれない。ブースに着いて並んだのは1番だったし。。相変わらずの浮きっぷり場違いな感じがしたのだが、ここは自分の得意技である穏行の術で乗り切る。

結局予想以上の並びようにブースはパンク寸前だったので配布は30分早めになった。しかし800円以上買わないと整理券貰えないそうだが、すでに全巻持ってるんだよなぁ。仕方が無いのでもう1冊だぶって購入しました。こういう所に来るぐらいの人なら皆全巻持ってるのは当たり前のような気がするんですけど。まぁ何はともあれ整理券をゲットしたので安心して他のブースを見学。

でいよいよ12時半からサイン会が始まる。ギャラリーも増え、報道の人までいる。これまた最初に並んでても良かったのだが、最初だとボンさんも緊張でペンが乗らないと考え体が温まってからにしようと邪推し周囲をもう少しブラブラ。

サインだけではなくイラスト入りなのです。目の前で書くところを見るのは感激。イラストはボンさん3種類の中から1つ選ぶという方式でした。レイコ先生か村上さんが希望だったのだが、まぁ贅沢言っちゃいけませんね。満足です。名前付きですし。

もう1つの目的であった新フィギュアも箱買い。大人買いって言うんですか?箱で買ったの初めてだ。名前の通り大人になったなぁって実感。運良くモノクロ8種コンプリートできました。ビバ大人買い!!

目的も達し有意義な1日であった。

次のイベントはたぶん夏におこなわれるであろう、ガンダム25周年だと思う。やるのかな?

 

< 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索